2015年8月31日をもって国立の東西書店が閉店しました。
その様子をレポートします。
閉店1時間前
すでに書店の前で何人かの人が写真を撮っています。
私は毎日東西書店の前を通って通勤するのですが
この1ヶ月間はほとんど毎日東西書店の辺りで
「もうすぐ東西終わっちゃうんだって。残念だね」
と言う声が聞こえてきたものです。
店のいたる所に手書きで閉店のしらせが貼られています。
店員さんの気持ちが伝わってくるようです。
閉店の記念に1冊買う人も多かったようで、私もその1人。
ちょうど欲しいと思っていた上村五十鈴「星の案内人」が平置きになっていたので購入しました。
めっちゃいい天文マンガです。
閉店の瞬間
軽くご飯を食べながら「星の案内人」を読み、
閉店時間の22時ちょっと前に東西書店前に戻ってきました。
するとすごい人だかり!
バスの運転手さんも停車の合間にバスを降りて、その様子を見守っていました。
店内レジは長蛇の列。
22時を過ぎても列をさばききれず、その間にまた新しいお客さんが店内にすべり込むため、閉店は約30分遅れの22:30となりました。
閉店の瞬間を見守ろうと待ち構える人だかり。
22時を過ぎても人ごみは減るどころか増える一方です。
最後のお客さんが出た後、店員さんが全員出口に集まってきました。
そして挨拶。
鳴り止まないあたたかい拍手。
花束を渡そうとする人、「ありがとうー!」と歓声を飛ばす人、涙ぐむ人。
いろんな人に見送られながら、シャッターは閉まっていきました。
長い間国立の本文化を支えて下さってありがとうございました。