国立のお隣り・立川は、ルミネに高島屋に伊勢丹はたまたIKEAと大型デパートが乱立する多摩きっての繁華街ですが、
そんな有名デパートたちとは一線を画す異色の地域密着型デパートが駅前で元気に営業しています。
その名はフロム中武。
立川愛をこじらせているデパートです。
かつてももクロはこのローカルなデパートでイベントを行っていたそうです。
いつか「国立競技場」でやる夢を掲げていたももクロはフロム中武の事を「国立川(こくりつがわ)」と呼んでいて、ももクロとモノノフにとっては聖地の一つなんだそうです。
これは国立市民的には興味深い話です。
国立駅北口にあたる国分寺市が国分寺なのに「国立」を名乗る事はあっても、国立より栄えている立川駅前の施設が「国立」を頭に付けて「国立川」と呼ばれている所は特に面白い。しかも立川愛に溢れたフロム中武で。
「国立も立川も隣り同士だから変わらないでしょ?」という屈託ない無邪気な発想が都心的だなあと思いました。
そんなフロム中武も耐震工事の為、今年の4月から休業する事になりました。
閉まる前に一度は足を運びたい、と思っていた所に下記のYahoo!ニュースを見つけ、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150320-00000031-minkei-l13headlines.yahoo.co.jp
ちょうど仕事の直前に行けそうだったので入ってみました。
まず、ももクロヲタでもフロム中武ヲタでも無いのが良くなかったのか、
非常に会場入口が分かりづらかったです。
フロム中武がモノノフの味方をしてハロヲタの私を退ける魔力を発しているんじゃないかと思いました。
途中の駄菓子屋でお菓子を買おうとしたらレジのおばちゃんが唐突に電話をかけ始めて5分くらい待たされるし・・。
ふと周りを見回したら、駄菓子屋の生写真がジャニーズとももクロしかありませんでした。
ハロプロが無いのは仕方ないとしても、AKBも無い。
ヤバい。フロム中武は全面的にももクロの味方だ。
そう感じました。
「確かに私はハロヲタだけどももクロも好きです!敵じゃありません!」と念じながらフロム中武内をうろうろしていたらなんとか会場まで辿り着きました。
場内は適度な混み具合でした。人の入りは良く、かと言ってぎゅうぎゅうで作品が見られない程でもない。
モノノフさん同士が和気あいあいと喋っているのが微笑ましかったです。
もっと5色のヲタTを着ている人がいるかと思ったけどそうでもなかったです。まあハロプロもライブイベント以外は私服が多いか(笑)
会場内には色んなももクロ二次創作物が。アツい!
こんな繊細な絵もあれば、
こんなのもあり。
海老反りジャンプ型に焼けるトースター。いろんな意味でアツい!
どこか狂気を感じるくらいが個人的には好みです。
なんと、ももクロの8bit風ゲーム!
コントローラーがファミコンだ。しかもSTARTボタンとSELECTボタンが二列に付いている・・こんな機種あったのかな?と思ってネットで調べてみたら、こういうUSBコントローラーがELECOMやバッファロー社から出てるんですね。
小さい女の子につきっきりで教えながらゲームをさせている光景に胸が熱くなりました。
感想
今までアイドルの二次創作物はハロヲタさんのしか見た事が無かったので、ももクロ文化祭の作品たちは新鮮でした。
やっている事はどこのヲタも変わりない、と思う一方で、情熱の灯り方がやっぱりハロプロのそれとは違う、とも思いました。
とにかく、こういうローカルな場所でファン主催のイベントをやっているのがとても羨ましい!
ハロヲタでもハロプロオンリーのクラブイベントをしたり、ライブ会場で寄せ書きを募ったりというファン主導の試みは沢山見られますが、アイドル本人達の活動場所と完全に切り離されたイベントというのはあまり見ない気がします。
(私が知らないだけかもしれないけど)
ハロプロを愛する絵師さんはいっぱい居るので、いつかハロプロ版の「ももクロ文化祭」のようなものを見たいと思いました。
その時は矢島舞美ちゃん仏を彫って出展したいものです。