雑誌に春が来た


新刊書店にはお客さんにお届けするより少し早めに雑誌の最新号が届きます。

 

さらに、どういう理由か知りませんが

月刊誌や週刊誌は実際の月よりも前倒しで発売されます。

まだ年が明けてないのに新年号が書店に並んだりします。

 

 

この二つが重なるため、

うちの職場ではまだまだ寒い2月の半ば頃に4月号が届きます。

たいてい先陣を切るのは「LaLa」です。

あとは「デザート」や「コミック@バンチ」等でしょうか。

そこから続々と他の月刊誌も4月号がわらわらやって来る。

 

そんな中なぜか「ガンガンJOKER」だけ3月号が届いたりして・・・・

「乗り遅れてるよッガンガンJOKER!」と思うのですが、

本来はガンガンJOKERの方が正しいんです。

ごめん、ガンガンJOKER。

 

最新号が来た時はいつも職場がパッと盛上ります。

「春がもう来てしまった。心の準備ができてない」とか

「もう春の兆しが来ている!もう冬の寒さなんて怖くない!」とか、

常に先を行く雑誌と、まだ春気分に全然追いつけない心とのギャップを楽しんでます。

 

ヘッセのエッセイ「人は成熟するにつれて若くなる」の中に

夏から秋に向かう気候の変化について書かれていました。

嵐を何度も経ることによって、最初は熱気を持ちこたえていた夏が次第に力を喪って、やがて雨に負けてしまい、秋の冷やかさが優勢になる・・・・

というような話でした。

 

今はその逆で、

雨が降ってももう雪に変わる元気が冬には無い、という気配を感じます。

 

LaLaにデザート、@バンチ。

もう少し待ってておくれ!

こっちも頑張って、おいそぎペースで春を迎えます。

 


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